胃腸炎の代表格はと問われればノロウィルスを思い浮かべる人が多いかと思いますが、乳幼児の胃腸炎といえばロタウィルスでしょう。
5歳までに9割以上の乳幼児が1度は感染するほどに感染頻度が高いウィルスです。
今回はロタウィルスの感染を未然に防ぐために予防摂取の効果や期間、費用について紹介していきます。
ロタの予防接種の効果は?
ロタワクチンは経口ワクチンです。
経口ワクチンのため乳幼児が吐き出してしまうこともあるのですが、多めに飲ませているので、半分くらい飲めていれば十分です。
ほぼ吐き出してしまったとしても、舐めたくらいの量でも免疫はつくと言われているので基本的に飲み直しは不要とされています。
同時に他の予防接種を受けることも多く、注射のあとだと泣いてしまってロタワクチンを飲むのも嫌がる場合があるので、お医者さんに頼んで先にロタワクチンを飲ませてもらうといいかと思います。
このロタウィルス予防接種により、”ロタウィルスによる胃腸炎を70~80%減”また”重症化を90%以上減”という効果があることがわかっています。
ロタウィルスの重篤化は死に至る可能性が高く、世界的にみると年間30万人以上の5歳未満児が亡くなっています。
日本では死亡例は少ないのですが、感染力が強いことには代わりがなく、保育園などで誰か1人がかかると一気に広がります。
保育園に入る予定や交流センターに遊びに行く予定があるのであれば摂取しておいたほうが良いでしょう。
いつまでに受ける?
ロタワクチンには”ロタリックス”と”ロタテック”の2種類があります。
2回目:生後10週~24週まで
2回目:生後10週~28週まで
3回目:生後14週~32週まで
規定の摂取時期を過ぎてしまうと予防接種を受けられなくなるので注意してください。
また、同じ病院にかかれない場合、ロタリックスとロタレックが混じってしまう可能性もあるので、事前に電話確認をしておきましょう。
費用は?
ロタの予防接種は任意接種なので自費です。
病院によって費用は異なりますが、ロタリックスが12000~16000円×2回、ロタテックが1回7000~10000円×3回くらいの金額設定をしていて、約21000円~32000円くらいは必要になってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
やはりネックとなるのは費用面でしょう。
受けるに越したことはありませんが、必ず受けなければいけないものではないので、家計や子供の体力と相談して摂取するかどうかを決めると良いでしょう。

たばじ

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